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CEO丸山より皆様へ インフキュリオンが目指す姿について

~Fintechの力でビジネスの進化を加速させる~

インフキュリオン

このたび、インフキュリオンは三井住友カードおよび三井住友銀行(以下、総称して「SMBCグループ」)との資本業務提携を行いました。皆様に本件の目的と今後の方向性についてお伝えいたします。
ceo maruyama 202409

■あらゆる産業にFintechを組み込むための取り組み

当社は2006年の設立以来、「決済から、きのうの不可能を可能にする。」をミッションに、あらゆる産業のFintech化および決済業界の構造的な発展に努めて参りました。具体的には、事業者や金融機関向けデジタルウォレットプラットフォーム「Wallet Station」や、次世代型カード発行プラットフォーム「Xard」、請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」など次世代Fintechプラットフォームの提供を通じ、BtoC決済市場でのキャッシュレス化や、BtoB決済市場の決済を起点としたデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

この背景には、金融システム・決済システムが、歴史的発展経緯によりクローズで固定的な仕組みになっていることで、利用者にとって使いやすいサービスに必ずしもなっていないという課題意識がありました。これをAPI連携やクラウド活用を前提に、決済情報のオープンな連携を可能にする次世代Fintechプラットフォームの実現によって、継続的に進化しつづけるエコシステムへの変革ができると考えています。

また、代表取締役CEOである私は、これらの変革を実現するために、Fintech業界団体の立ち上げを通じて業界課題の認知向上・政策提言に努めてきたほか、政府機関や民間企業と連携し、Fintech各社が目指す先進的な取り組みを実現するための社会的な受入れ体制の整備にも取り組んできました。

■次世代Fintechプラットフォームの展開加速に向けて

このように決済業界全体の中立的発展を目指している当社が、なぜ今回の資本業務提携に至ったのか。それは、先進的な決済基盤の発展により、あらゆる企業がFintechを意識することもなく活用し、社会の変革を実現していくという当社の目指す世界の実現を加速するためです。

前述のように当社は“決済”における様々な課題解決を行ってきました。一方で、決済サービスの利用企業には、当社が強みを持つ“決済”に限らないさまざまな金融関連ニーズも存在します。企業活動のデジタル化が進む中でこうしたニーズは益々に高まっており、決済を中心としつつもその枠に囚われない金融起点のデジタルトランスフォーメーションを最速で実現する重要性が増しています。

そのため、オープンな次世代Fintechプラットフォームを確立してきたインフキュリオンと、伝統的金融グループながらオープンな提携によって革新的なサービスを生み出してきたSMBCグループの協業によって、企業へ提供する価値・領域をさらに向上・拡大させることが望ましいと考えています。本提携により、金融起点のデジタルトランスフォーメーションを総合的に支援する金融ソリューション・プラットフォームを提供し、事業者の皆様の成長を支援するデジタルパートナーとして、決済市場の進化・拡大に貢献してまいります。

■起業家精神や経営の独立性は、当社の価値の源泉

本提携後もインフキュリオンの経営陣・従業員を筆頭株主グループとした資本構成、および経営の独立性・中立性は何ら変わりません。また、引き続き既存事業の継続的成長も追求してまいります。これらの事業成長の加速を通じて、早期の株式上場も目指します。

インフキュリオンは「決済から、きのうの不可能を可能にする。」というミッションを実現するため、今後も、決済分野における圧倒的な経験と実績をもとに、多くの企業さまとともに、金融・非金融分野を融合した前例のないサービスを共創し続け、社会に貢献できるよう邁進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社インフキュリオン
代表取締役社長CEO 丸山 弘毅